北上・西和賀

木製玩具親子満喫 出張おもちゃ美術館 県南局【北上】

出張おもちゃ美術館の木製玩具で遊ぶ子供たち

 木育を推進しようと、県南広域振興局農政部花巻農林振興センター(北川睦所長)は11日、北上市新穀町の市保健・子育て支援複合施設「hoKko(ほっこ)」で「出張おもちゃ美術館」を開催した。花巻おもちゃ美術館が所有する木製玩具で親子が楽しく遊び、木のぬくもりに触れた。

 2020年7月に花巻市上町に開館した同美術館の協力で「マルカンビル大食堂ごっこ遊び」や琉球木琴、車を走らせる木製レール、「ひっつきむし」など人気のおもちゃが数多く用意され、0~3歳の子供と親の15組が来場した。

 子供たちは「木のたまごプール」で感触を楽しんだり、かつて花巻の町を走った「馬づら電車」をモチーフにした乗用玩具にまたがったりと元気いっぱい。

 長男の侑誠ちゃん(1)と訪れた八重樫尚子さん(36)=北上市立花=は「木でできた野菜や乗り物がお気に入りみたいで、楽しんでいる。木のおもちゃは温かい感じがするし、手作り感も良くて安心できる。今度は、花巻の美術館に行ってみたい」と目を細めていた。

 木育は、木材に親しみ木の文化への理解を深めるため、木材の良さや利用の意義についての体験・学習を支援する活動で、同センターでは11月まで県南地方4カ所で出張おもちゃ美術館の開催を計画している。

 北川所長は「直接肌に触れて木の質感を感じることで、木のある生活や岩手の木材などに親子で興味、関心を持ってもらえたらうれしい」と話していた。

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