県内外

秋篠宮さま農家と交流 オンラインで 盛岡

秋篠宮さまとオンラインで交流する県内農家ら(代表撮影)

 秋篠宮さまは11日、大日本農会の総裁として県内優良農家とオンラインで交流された。秋篠宮さまは本県農業への関心を深められた様子で、参加した農家らは懇談を通じて秋篠宮さまのお人柄に触れた。

 本県から参加したのは農業・農村の発展、振興に功績があり、同会から農事功績者表彰を受けた一関市の小野正一さん(72)、文子さん(71)夫妻と、西和賀町の髙橋明さん(69)、医久子さん(67)夫妻ら4組と、達増拓也知事、佐々木和博同会岩手支会長。本県側は盛岡市内の会場に集まり、宮内庁とオンラインでつないだ。

 同支会が準備した4組の農家に関する動画をご覧になった後、秋篠宮さまから感想や質問などが寄せられた。このうち髙橋さん夫妻は、西和賀特産のワラビの栽培やその根茎から採取・精製したわらび粉、さまざまな加工品などについて説明。小野さん夫妻は機械化が進む最新の米作りの状況を紹介した。

 終了後、髙橋さんは「殿下のお人柄の良さや優しさを感じさせる話しぶりが印象に残った。幅広い経営紹介に対して的確な質問をされていた」と語り、「岩手の農家を訪問いただける機会があればうれしい」と期待した。また、小野さんは「最新の農業にも興味を持たれていて、知識の豊富さを感じ造詣の深さに感激した。良い機会を頂いた」と喜んでいた。

 佐々木支会長は「岩手で多彩な農業が営まれていることを紹介できたことがうれしい。実績を積まれた方々が総裁と親しく懇談できたことはありがたい」と話していた。

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