一関・平泉

エントリー過去最多 無観客で競技飛行 あすからバルーンフェス【一関】

 熱気球イベント「一関・平泉バルーンフェスティバル2021」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は、15~17日に一関市狐禅寺の一関水辺プラザを主会場に開かれる。新型コロナウイルス感染防止のため、今年は無観客で競技飛行のみ実施されるが、エントリー数は過去最多となり、実行委では「空を見上げてバルーンを楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 同フェスは東日本大震災復興支援イベントとして震災翌年の2012年から毎年開催されている。今年は新型コロナの感染拡大に伴い開催可否について検討されたが、県独自の緊急事態宣言が解除されたことに伴い、最終的に開催が決定した。ただ、イベント内容は競技飛行のみを無観客で実施し、毎回人気を集めるバルーンイリュージョンや熱気球係留体験搭乗会、ステージイベントなどは行わないこととした。

 競技飛行は今回も国内最高峰「熱気球ホンダグランプリ」の第2戦として実施。エントリーは過去最多の30チームで、オフィシャル2機を含めて32機が一関の空を彩る。15~17日の午前6時20分からと、15、16日の午後2時45分からの全5回行われ、内容や終了時間は、天候や風向きによって当日決定する。

 無観客として実施するため、実行委は水辺プラザ周辺での観覧は自粛するよう呼び掛けている。一方で、ホンダグランプリのツイッターやNPO法人熱気球運営機構のインスタグラムで競技飛行の様子を配信する。

 開催に当たり、実行委はガイドラインを策定。運営スタッフは開催2週間前から検温などを行い、チーム関係者にも抗原検査の実施を義務付けるなど、感染防止対策に万全を期す。チーム関係者や運営スタッフに感染者が確認された場合などには、同フェスの中止を判断する。

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