北上・西和賀

育て 未来の森林 北上・和賀地区 児童らイチョウ植樹

懸命に植樹作業に当たる湯田小学校の児童たち

 北上・和賀地区植樹祭(西和賀町、県緑化推進委員会西和賀支部、北上地方農林業振興協議会主催)は14日、同町巣郷地内で開かれた。参加者はイチョウなどの苗木合わせて20本を植樹。森林保全の重要性を再認識し、大切な森林を未来に残すことを誓い合った。

 植樹祭は市町村合併前の40年以上前から続けられ、2016年に同町沢内で実施して以来5年ぶりに開催。新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小し、北上、西和賀両市町の各団体関係者や地元児童の合わせて約60人が参加した。

 細井洋行町長は「米中の住宅需要急増に端を発する木材価格高騰、ウッドショックで国産材にも大きな注目が集まっている。一方で災害が多発する中、森林の多面的機能を発揮するため森林環境保全、保護にさらに力を入れていかねばならない」と植樹の意義を語った。参加者はあらかじめ掘られた穴に高さ約3メートルの苗木を立て、スコップで土をかぶせて踏み固め、堆肥をまいた。

 自然愛護少年団員を務める町立湯田小学校の4年生12人も参加し、懸命に作業。「ふるさとの緑に親しみ積極的に関わり、未来に引き継いでいく」と声高らかに誓った。深澤蒼粋羅君は「森林の大切さがよく分かった。日が当たり、ぐんぐん育ってほしい」と願い、髙鷹萌美さんは「森林は地球温暖化を防ぐ意味でも大切。作業は楽しかったし、きっちり育ってほしい」と笑みを浮かべた。

 現地は秋田県境付近で、かつて「秀衡街道」として往来が盛んだったことから、植えたのは黄金色になると見込まれるイチョウ14本、イタヤカエデ6本の苗木。細井町長は「将来鮮やかな黄金色で飾られ、潤いの満ちた場所となることを楽しみにしている」と期待を込めていた。

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