花巻

賢治童話 味わって イーハトーブ花巻レストラン 地場食材生かし創作料理

賢治の短編「猫」から着想を得て作られた「アンデルゼン猫のマンマ」

 宮沢賢治作品にちなんだ料理を期間限定で提供する企画「花巻の食材で童話を食べる~宮沢賢治のイーハトーブ花巻レストラン2021~」は、花巻市内の飲食店3店舗で行われている。料理には、花巻産の食材をふんだんに使用。賢治世界をほうふつとさせる各店オリジナルの創作メニューが楽しめる。11月21日まで。

 同レストランは、賢治の作品世界とつなぎながら、花巻の農畜産物の魅力向上や、消費拡大を目指す市農政課の取り組みの一環として、2018年度から同市や東京都で始めたもの。20年夏にも開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で休止していた。

 当初から企画に関わっていた料理研究家で宮沢賢治学会会員の中野由貴さんと、同課で同レストランを担当していた新垣聡子さんでつくるユニット「猫の事務所」が、花巻食材や賢治の良さを伝えたいと、名称とコンセプトをそのまま受け継いで再開した。

 参加店舗は▽ハイカラヤ(同市諏訪町)▽ファームプラス(同市上根子)▽お山カフェ アスチルベ(同市大迫町)―で、メニューは中野さんが監修した。

 このうちハイカラヤでは、オーナーの畠山明彦さん(53)が賢治の短編「猫」から着想を得て、「アンデルゼン猫のマンマ」と銘打ったメニューを決定。「花巻産ベーコンやマイタケ、豆三種の雑炊風リゾット」をメインに、花巻産ネギのポタージュ、野菜サラダ、花巻産卵を使ったプリン、コーヒーのセット(税込み1980円)として提供している。

 リゾットは、作品に登場する「アンデルゼンの猫」から「北欧の猫が食べていそうな猫マンマ」をイメージ。畠山さんは「企画に参加したことで賢治の作品をじっくりと読むきっかけになり、改めて魅力を再認識した。料理を味わった人が、賢治作品を読むきっかけの一つになればうれしい」と話す。

 中野さんは「花巻・岩手の食材のおいしさや豊かさに加え、賢治の童話世界の美しさや、豊かさを知ってもらいたい」、新垣さんは「賢治童話になじみのない人にも、花巻の農畜産物を味わいながら気軽に楽しんでもらえたら」とアピールする。

 ファームプラスでは「印度の虎狩カレー」(同1000円)、アスチルベでは「ブリューベルの花ピザ」(中サイズ税込み800円、大サイズ同1200円)を提供する。

 問い合わせは猫の事務所へ。メールアドレスは次の通り。

nekonojimusho.iwate@gmail.com

▲ハイカラヤで提供しているメニュー

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