北上・西和賀

見守る母の目題材 久保君(関西創価小3年)最高賞 おかあさんの詩全国コンクール【北上】

久保颯翔君

 サトウハチロー記念「おかあさんの詩(うた)」全国コンクール実行委員会は22日、第25回同コンクールの入賞者を発表した。最優秀賞には「お母さんぼくを見てる」と題し、遠目で宿題の様子を見守る母とのやりとりを記した創価学園関西創価小学校(大阪府)3年の久保颯翔(はやと)君が選ばれた。

 同コンクールは実行委、北上市などが主催し、今回もおおむね20歳以下を対象に全国各地から公募した。29都道府県と矯正施設の2539人から2586編が寄せられ、ハチローの弟子ら詩人5人が審査。22日に髙橋敏彦市長、八重樫眞純実行委員長が会見し、入賞37編を発表した。

 久保君は「お母さんがぼくを見る」とのフレーズを繰り返し、宿題をしっかりやれているか見守る母との目の「攻防」をつづった。最後は「おやつ食べる?」との問いに、「お母さん大好き!!!」と素直な気持ちを表した。

 審査員からも「その場にいるようにドキドキする。お母さんのことも自分のこともしっかり書けている」とされ、臨場感や最後のオチも評価されたという。久保君は「すごくびっくりし、うれしかった。ぼくのお母さんは日本一」と喜びの感想を寄せた。

 応募作品は近年、減少傾向が続いていたが前回より132人、153編増えた。市内は全26小中学校から応募があったが、前回より225編減少。一方で、県外は千葉県の我孫子中学校から約300編寄せられたほか、姉妹都市の沖縄県石垣市から34編など交流のある都市からの応募も目立った。

 同コンクールは母を題材とする詩を数多く書き残したハチローを顕彰し、心の教育と文化交流を狙いに、展勝地にハチロー記念館が開館した翌年の1997年に始まった。第25回までの累計応募作品は9万8790編に上る。四半世紀もの間、続いたことに八重樫実行委員長は「今の時代、こうした家族を考える機会があるのは意義あること」と強調した。

 表彰式と入賞発表会は11月20日午後1時30分から、北上市文化交流センターさくらホールで開かれる。入場無料で申し込み不要。黒沢尻北小合唱部、北上ミューズコーラス隊も出演し、花を添える。

 最優秀賞を除く入賞者は次の通り。(敬称略)

▽優秀賞=嶽間澤祈吹(黒沢尻西小5年)及川華穂(立花小1年)
▽特別賞=足立琥珀(黒沢尻西小2年)鈴木紫文(埼玉・川口市立安行東小1年)江守陣(大阪・創価学園関西創価小2年)
▽入賞=三井琴未(黒沢尻北3年)アブドラマン・アシュラフ(和賀東中2年)小原紫鈴(江釣子小6年)山口翼(長崎・佐世保市立花高小6年)久米凌太(佐賀大教育学部附属小1年)佐藤琉成(飯豊小3年)髙橋陽(同6年)伊藤蓮(黒沢尻西小4年)菅野柊泉(同5年)稲垣大地(愛知・西尾市立中畑小2年)中西柚月(同)鈴木晴(立花小5年)若井瑠莉(二子小2年)松村永吉(黒沢尻東小6年)阿部愛加(和賀西小1年)赤坂大空(北上市立南小2年)菅原叶実(仙台市立袋原中2年)木村守(川崎市立東菅小6年)中嶋晃太郎(広島・福山市立駅家小6年)佐々木蓮弥(飯豊小6年)高橋夢采(黒沢尻西小1年)H・A(群馬・榛名女子学園)千田紗也栞(照岡小4年)柏谷美優(黒沢尻北小4年)照井さおり(和賀西小2年)北條咲良(江釣子小1年)後藤恭平(宮城・石巻市立河南東中2年)田代直樹(創価学園関西創価小2年)上嶋英志(同4年)武田佳代子(同)根本航汰(千葉・我孫子市立我孫子中1年)

「お母さんぼくを見てる」

     久保 颯翔

お母さんがぼくを見る
お母さんがぼくを見てる

ぼくはお母さんと目を合わせない
お母さんがまだぼくを見てる

お母さんちょっと近づいてきたやばい
ぼくはいすにすわるノートを出す
お母さんちょっとはなれたよかった

お母さんまたこっちを見てる
お母さんぼくを見てる

ぼくは気づかないふりをする
ぼくはちょっといそがしいふりをする

お母さんまたこっちに来た
ぼくはあわててえんぴつを持つ

お母さん少しのぞきこんでまたあっちに行った
よかったでもまたなにか言われそう

ぼく知ってるよ
早く宿題をやったほうがいいこと知ってるよ

だけどねやりたくないの
ぼくつかれてるもう少し遊びたいの

お母さんちらっとこっちを見る
お母さん、こっちに来た

ぼくを見つめる ぼくも見つめる
「おやつ食べる?」
お母さん大好き!!!

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