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3区 両陣営審判待つ きょう投開票

 第49回衆院選は、31日に投開票が行われる。花巻、北上、奥州、一関、平泉、金ケ崎、西和賀7市町をエリアとする岩手3区では選挙戦最終日の30日、自民党公認の藤原崇候補(38)、立憲民主党公認の小沢一郎候補(79)の前職2人が、それぞれ選挙区内を回って最終街頭演説を行い、票の上積みにしのぎを削って12日間にわたる激戦を締めくくった。【2、3面に関連】

 就任したばかりの岸田文雄首相が衆院解散を決断して迎えた10月決戦。与野党対決の構図となった岩手3区の両陣営は19日の公示以来、選挙区全域に選車を走らせ、激しい舌戦を繰り広げてきた。今回は特に、新型コロナウイルスの影響が続く中での国政選挙となり、両陣営は街頭演説を中心に遊説するなど感染防止対策に万全を期し、インターネット交流サイト(SNS)も活用しながら支持を訴えてきた。

 18選を目指す小沢候補と、小選挙区で初勝利を狙う藤原候補との旧4区時代を含めて4度目となる戦いは、どちらに軍配が上がるのか。いよいよ審判の時を迎える。

 前回2017年の衆院選での県内小選挙区の投票率は59・15%と14年を2・92ポイント上回っているが、コロナ禍が投票率にどう影響するかも焦点となる。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて2回目の衆院選となり、若者層の投票行動も勝敗のカギを握りそうだ。

 在外も含めた岩手3区の選挙人名簿登録者数は19日現在で37万7707人(男18万2796人、女19万4911人)。

課題解決へ世代交代 藤原候補
▲「世代交代の時が来た」と最終演説する藤原候補=30日、北上市

 藤原候補は一関市を皮切りに平泉町、奥州市、金ケ崎町、花巻市を遊説。夕方から北上市役所前で最終演説した。

 聴衆を前に、「県南地域はまだまだ良くすることができる。働く場づくりを後押しし、住んでもいいなと思えるまちづくりをしていく。9年間、国道4号(拡幅)や川、農業、ILC(国際リニアコライダー)さまざまな問題で、首長としっかり連携し取り組んできた。信頼関係で、今度は県南地域みんなの力をまとめるハブになっていきたい」と力説。

 「世代交代の時が来た。北上で大勝利し、その勢いで3区の代表として送り出してほしい。政権交代ではなく世代交代、新しい世代が一つ一つの地域課題を解決していく」と熱弁を振るい、最後に「勝つぞ」コールで気勢を上げた。演説後、自ら有権者に電話がけをしてギリギリまで支持を呼び掛けた。

野党共闘で政権交代 小沢候補
▲最終街頭演説会で最後の訴えに声を振り絞る小沢候補=30日、奥州市

 小沢候補は地元の奥州市と金ケ崎町の各地域を30カ所以上回り、同市水沢のメイプル前で最終街頭演説会を開催。野党共闘による政権交代実現を改めて訴えて打ち上げた。

 「私自身も含め、野党共闘は大変厳しい選挙戦を強いられている。仮に政権交代を実現できないとしても、自民党が単独過半数議席を獲得する事態だけは阻止したい」と改めて強調。「多くのスキャンダルは言うまでもなく、基幹産業の農業や地域社会を軽視した政治の結果がこの現状だ」と与党を批判した。

 最後に「最初の立候補から政権交代のできる議会政治を訴えてきた。期待に応え切れていないが、これからも命を懸け理想のため頑張る。最後まで力を結集してほしい」と力を込め、「勝つぞ」コールで締めくくった。小沢候補が演説を終えた後も、陣営は終了時刻まで選車を走らせた。

momottoメモ

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