奥州・金ケ崎

文士劇楽曲存分に スペシャルバンドが公演【奥州】

メモリアルコンサートで奥州市民☆文士劇での使用曲を披露するスペシャルバンド

 奥州市の江刺芸術祭実行委員会が主催する初の「奥州市民☆文士劇スペシャルバンドメモリアルコンサート」は31日、同市の江刺体育文化会館ささらホールで開かれた。これまでの13回の同文士劇で演奏してきた楽曲を披露し、2022年1月に予定している第14回に向けた機運を盛り上げた。

 同スペシャルバンド(高野司代表)は、同文士劇の第1回公演を前に地元のバンド・メロディージャックスと県立岩谷堂高校吹奏楽部OB会が合同で結成。その後、有志も加わって同市と金ケ崎町の10~70代25人で活動し、同文士劇の特徴の一つとなっている生演奏を支えている。

 同日はこれまで舞台で演奏してきた62曲のうち、16曲を演奏。自らバンドを指揮した高野代表は、「前回の公演後、次回まで何もしないのも面白くないと思い、コンサートを企画した。特にスタッフやキャストは本番中、まともには演奏を聴けないので楽しんでほしい」と語った。

 ステージは第5回同文士劇の「元禄花舞台」で披露した高野さん作曲のオリジナル曲で開幕。文士劇では抜粋での演奏も多かったため、地元を中心とした来場者はフルサイズでの曲を楽しんでいた。

 コンサートは今年度の江刺芸術文化祭の一環でもあり、開会に先立ち江刺芸術文化協会賞の表彰式も行われた。被表彰者は次の通り。(敬称略)

 高橋ツギ子(慶扇会)浅沼せつ子(江刺短歌会)大和久彰(江刺俳句協会)高橋トシミ(瑞穂流求十樹会)千葉文男(岳風流江刺吟詠会)菅原真一郎(菊水流尺八道菊風会)

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