北上・西和賀

自慢の力作 多彩に 復興ふるさと展示会 北上

震災後、北上市内で生活する市民の力作が並ぶ「復興ふるさと展示会」

 2021年度「復興ふるさと展示会」は6日、北上市常盤台の市総合福祉センターで始まった。東日本大震災で被災し、現在は市内で生活する23人の多彩な力作が紹介されている。7日まで。

 展示会は12年度から毎年開催。今回は被災者同士が交流する「ふるさとカフェ」、趣味で作品づくりに取り組む「てんどの会」が主催し、市社会福祉協議会が共催した。

 リメークした着物やドレスをはじめ編み物、クラフトかご、つるし飾り、パッチワークのほか陶芸、ちぎり絵、水墨画、絵画など幅広く出展。陸前高田絆の会が仲間同士で一針一針縫い、つなぎ合わせたタペストリーや「七夕こども神輿(みこし)」のミニチュアも目を引く。全体的に手の込んだ本格的な作品が多く、来場者からも「大したもの」「感激した」との声が聞かれた。

 震災で陸前高田市の自宅が流失し、夫を亡くした星満子さん(77)は戦国武将のぬり絵や俳句、手芸関係を出品。「今でも思い出すと涙が出る。年に1回出展し、みんなと会って交流するのが楽しみで励みになる」と話していた。

 ただ、同展示会は10回目の今回で一つの区切りとなる。主催関係者は「これまで会場を提供し、人的にも支援いただいた関係機関に感謝したい。展示の機会はなくなっても、同じ思いをした仲間同士の交流の場は持ち続けたい」としている。

 7日は午前9時30分~午後3時。入場無料。

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