奥州・金ケ崎

待望舞台 厄年連躍動 前沢まつり映像配信【奥州】

前沢まつりで創作演舞を披露する奥州前沢42歳厄年連蒼凰翔猿会
若さみなぎる舞を見せた奥州前沢25歳厄年連翠耀蘭

 奥州市の前沢まつり(実行委主催)は7日、同市の前沢ふれあいセンターで開かれた。新型コロナウイルスの影響で中止された、地元の厄年連が出演する恒例行事の代替として開催。インターネットを通じた映像配信が中心となったものの、念願の晴れ舞台で2021年奥州前沢42歳厄年連蒼凰翔猿会(そうおうしょうえんかい)、同25歳厄年連翠耀蘭(すいようらん)が躍動した。

 コロナ禍で中止されたのは「奥州前沢春まつり」と、「前沢夏まつり」。感染拡大で厄年連の演舞予定が影響を受けたのは2年連続となった。今回の「前沢まつり」も一度は10月の開催と決まったが、県内の新型コロナの感染拡大で延期していた。

 会場は原則無観客で関係者のみ入場可とし、イベントの様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信。事前に動画を収録した団体も含め、前沢地域を中心に15団体が出演した。

 主役の蒼凰翔猿会は、57人で創作演舞「蒼心・創愛・蒼炎乱舞」を披露。地元での披露機会がずれ込むことで募っていたという不安を払拭(ふっしょく)するように、秋晴れの下で活力あふれる踊りを見せた。千田雄二会長は「この場を迎えられて安堵(あんど)し、感極まっている。参加できなかった仲間の分まで演舞し、地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」と語った。

 翠耀蘭も22人で若さみなぎる舞を上演。松本智広会長は「コロナで先が見えない不安があったが、同級生と協力し合って人としてより多く成長でき、今になってみれば良かったと思う」と話していた。

 県内での新型コロナ感染減少を受け、蒼凰翔猿会と翠耀蘭は13日午前11時にイオン前沢店の周年祭で開かれる「演舞パレード」に出演する。

 また、両団体は14日に前沢地域内8カ所を巡る演舞披露も実施する。

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