花巻

花巻東高 環境充実 部活後押し 人工芝化や新グラウンド

人工芝に改修された花巻東高のグラウンド。サッカー部といわてグルージャ盛岡ユースの招待試合などで完成を祝った

 花巻東高校(小田島順造校長、生徒720人)のグラウンド完成竣工(しゅんこう)式は13日、花巻市松園町の同校で行われた。サッカー部などが使用するグラウンドを土から人工芝に改修したほか、面積5033平方メートルの新グラウンドも整備され、関係者と生徒たちが待望の完成を喜び合った。

 新グラウンド(約100メートル×50メートル)は同校から南西に位置。5月20日に着工し、9月13日に竣工した。ラグビーポールなどが設置され、同校によるとラグビー部や女子硬式野球部などが利用するという。

 サッカー部などが使用するグラウンドは人工芝で水はけを改善し、部活と体育などで活用する。面積1万120平方メートルで改修工事は5月20日着工、10月29日に竣工した。

 照明も両グラウンドにそれぞれ8基を整備。総事業費は2億247万1800円となった。

 式には全校生徒と関係者らが出席。熊谷泰樹県ふるさと復興部長らが祝辞を寄せ、工事事業所に感謝状が贈られた。代表6人でテープカットを行った後、小田島校長が同校の歴史を振り返りながら「これを契機に、さらなる花巻東高校の前進を図っていく」と謝辞を述べた。

 記念行事では、こけら落としとしてサッカー部といわてグルージャ盛岡ユースの招待試合を実施。元サッカー日本代表のラモス瑠偉さんによるトークショーも行われた。

 サッカー部の作山寛都主将(2年)は「これ以上の環境はない。人工芝なので整備の必要がなくなり、練習時間も確保できる」と喜んだ。

 女子硬式野球部はこれまで笹間球場などで練習しており、萩原日和主将(2年)は「練習できる環境が整ってうれしい。グラウンド整備をしっかりして、レベルアップのために活用したい」と笑顔を見せた。

▲新たに整備されたグラウンドはラグビー部や女子硬式野球部などが活用する

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