花巻

洗練の歌声にうっとり 大迫中 不来方高コンサート

「迫中からはじまる」を合唱する不来方高音楽部員と大迫中の生徒

 県立不来方高校音楽部によるハートフルコンサートは27日、花巻市大迫町の大迫中学校体育館で開かれた。部員たちが洗練された歌声を館内に響かせ、同中の生徒と保護者を魅了した。

 大迫地区コミュニティ振興会(菊池忠久会長)が主催し、昨年に続いて2回目の開催。全日本合唱コンクール全国大会高校の部で13年連続の金賞を誇る不来方高音楽部の1~3年生部員47人が出演し、同中の生徒と保護者約100人を前に歌声を披露した。

 コンサートでは「雨ニモマケズ」「ふるさとの山に向ひて」「明日を」などの曲が繰り広げられた。「さんさ踊唄」では部員が太鼓を打ち鳴らし、身ぶり手ぶりを交え合唱。フィナーレでは同中の合唱曲「迫中からはじまる」を、部員と同中の生徒が一緒に歌い、保護者や教職員から温かな拍手が送られていた。

 同中の高橋杏奈さん(2年)は「声量がすごくて聴いていて鳥肌が立った。振り付けもしてくれて、見ていてとても楽しいコンサートだった。自分も不来方高校音楽部に入りたい」と感動しきりだった。

 同部の吉田陽部長(2年)は「来場者の方々と気持ちが一つになれた。新型コロナウイルスで人々の笑顔が減ってしまっているので、これからも歌で笑顔にしていきたい」と話していた。

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