奥州・金ケ崎

馬に優しくパドック一新 奥州・水沢競馬場

リニューアルされた水沢競馬場のパドック

 県競馬組合は、奥州市水沢姉体町の水沢競馬場のパドック(下見所)をリニューアルした。28日に始まった第7回水沢競馬に合わせて来場者らにお披露目され、競走馬に優しい環境の充実を祝った。

 パドックは正門を入って左手にあり、これまではコースと同じダートだった。最大出走数の12頭が入った場合は手狭となり、冬季は凍結により競走馬やスタッフに転倒などの危険もあった。

 新たなパドックは6545万円を投じて6月16日に着工し、10月末に完工。以前より約1・5倍広い1150平方メートルとなったほか、競走馬が歩きやすく凍結しにくい素材のゴムチップで舗装した。併せて周辺の舗装や整理本部、入場ゲートも新調した。

 28日の第1レースに先立ちパドックで行われた完成記念セレモニーには、同組合や県馬主会、県調騎会などから25人が出席。同組合副管理者の小沢昌記奥州市長は「素晴らしいパドックで競走馬の状態を見てもらえることはファンサービス向上の一つになると思う。多くの方にぜひ競馬場にお越しいただき、レースを楽しんでほしい」とあいさつした。パドックの安全を祈願し、金津流石関獅子躍(おどり)(同市江刺)の演舞も披露された。

 冬季の岩手競馬は同競馬場で開催。第7回水沢競馬は12月7日までで、第8回(同12日開始)、第9回(同26日開始)の後、期間を空けて第10回(2022年3月12日開始)、特別開催の第11回(同20日開始)が予定されている。

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