一関・平泉

一関暮らし魅力体感 移住検討者ら宿泊ツアー

いちのせき暮らし体験ツアーでネギの収穫を体験する参加者ら=4日、一関市中里

 一関市の移住促進事業「いちのせき暮らし体験ツアー」は4、5の両日、市内で開催され、千葉県と京都府、島根県から同市への移住を検討している男性3人が参加した。3人は1泊2日の日程で野菜の収穫や餅つき、紙すきなどを体験したほか、観光も楽しみ、同市の魅力に触れた。

 ツアーは、移住検討中の人や同市に興味がある人に、市内の自然や風土、文化・歴史などを紹介し、市民や先輩移住者らと交流してもらおうと企画。いちのせきニューツーリズム協議会が主管した。

 参加したのは千葉県在住の剱持陽之介さん(26)と京都府在住の八田諭さん(35)、島根県在住の小村圭祐さん(29)。

 初日は、同市中里の農業佐藤ナツ子さん(71)方の畑でネギの収穫作業、同市滝沢の「岩手泊験(はっけん)またきたい」で餅つきをそれぞれ体験。夕方からは夕食を取りながら、先輩移住者との懇談も行われた。

 このうち、佐藤さん方では、参加者が同市の特産品「曲りねぎ」にする前の太く、すらりと伸びたネギを収穫。長年にわたって野菜栽培に精を出す佐藤さんは「一関の『曲りねぎ』はそれほど曲がりが強くない。曲げることで甘みや柔らかさが出る」と特徴を解説した。

 参加者のうち、剱持さんは「年明けには移住を予定している。こちらでは新規就農を目指している」と話し、移住後の生活をイメージしながらさまざまな体験メニューを楽しんでいた。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年4月19日付
一関・平泉
2024年4月19日付
一関・平泉
2024年4月19日付
一関・平泉
2024年4月19日付