北上・西和賀

穴開けデザイン 熱心に ひょうたんランプ製作 民俗村体験イベント【北上】

ヒョウタンに無心で穴を開ける参加者

 北上市立花のみちのく民俗村の体験イベント「ひょうたんランプつくろ」は5日、同施設内の体験工房で行われた。参加者はヒョウタンに穴を開けるなどして幻想的に光る「ひょうたんランプ」を完成させた。

 11月28日に初めて実施したが、申込者が予定定員を上回り「ぜひもう一度開いてほしい」と市民らから要望があったことから、急きょ2回目を開催した。市内のほか花巻市や奥州市、矢巾町から親子連れら約30人が参加した。

 「さをりひろば花巻」の八重樫のぶ子代表が講師を務めた。参加者は北上市立花の八重樫久昭さんが提供したヒョウタンの中から好みの物を選び、発光ダイオード(LED)照明をはめ込む底部をやすりなどを使って成形。ヒョウタンに下書きしたデザインに沿って竹串やきりなどを使って点描画のように大小さまざまな穴を開けていった。

 皮が固い物もあって苦戦する参加者もいたが、小型の電動工具を使って樹木や花火などそれぞれのイメージ通りに作品を仕上げた。

 母親の鈴木早央里さん(36)=同市相去町=、姉の玲央さん(9)と一緒に参加した茉央ちゃん(6)は、画びょうや爪ようじを手に一心不乱に穴を開け、時々照明を点灯して仕上がり具合をチェック。耳や首輪の部分にビーズをはめ込んでかわいらしいネコのひょうたんランプを完成させ、満足そうに笑みを浮かべていた。

 八重樫代表は「民俗村の軒下にヒョウタンがつるされているのを見てこの企画を思い付いた。こんなに多くの方に喜んでもらえると思っていなかったので、まさに『ひょうたんから駒』。来年も開催したい」と話していた。

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