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一関工 初勝利ならず ウインターカップ 尽誠学園(香川)に75―76

第3クオーターに鋭いドライブでゴールを狙う一関工の髙橋主将=23日、東京体育館(C)JBA

 第74回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は23日、東京都の東京体育館などで開幕した。初日は男女の1回戦が行われ、本県男子代表の一関工(2年ぶり4度目出場)は尽誠学園(香川、4年連続14度目出場)に75―76で敗れ、悲願の全国大会初勝利はならなかった。

 一関工は第1クオーターに髙橋洸成主将(3年)の鋭いドライブなどで主導権を握り、19―12とリードした。第2クオーターはインサイドの攻撃を軸に調子を上げてきた相手に、千葉風太、小沢匠吾(ともに3年)の3点シュートなどで対抗し、前半を38―34で折り返した。

 第3クオーターは相手の高さを生かした攻撃に押されたものの、髙橋主将を中心とした速い展開に持ち込んで譲らず、55―54で最終第4クオーターへ。一進一退の攻防を繰り広げたが、終盤に相手の3点シュートでリードを広げられる苦しい展開に。激しい守備からの速攻などで1点差まで詰めたが、あと一歩及ばなかった。

 後藤靖宏監督は「試合展開としては狙い通りやれていた。どちらが勝ってもおかしくない試合だっただけに、もう少しミスが少なければと思うと悔しく感じる。僅差での負けだがそこに全国の厚さを感じる」と無念さをにじませながら「3年生を中心に本当によくやってくれた。全国の舞台に連れてきてくれたことにも感謝を伝えたい」と選手をねぎらった。

 女子代表の盛岡白百合は岡豊(高知)に70―77で敗れた。

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