雄星から球宴ユニホーム 私設応援団 来季活躍期しエール【花巻】
花巻市のいわて・菊池雄星応援団に、花巻東高出身で米大リーグでプレーする菊池雄星投手から2021年のオールスター戦のユニホームが贈られた。3日に市内で地元団員向けのお披露目の場が設けられ、関係者は菊池投手の来季のさらなる活躍を願ってこれからも応援し続けることを誓った。
ユニホームは1日、菊池投手の盛岡市在住の母親から花巻市東和町在住の祖父を通じて同応援団に届けられた。実際に着用したかは不明だが、額装され、昨年7月13日に米コロラド州で行われた大リーグオールスター戦のユニホームであることを示すプレートが取り付けられている。
お披露目は、同町舘迫の谷内第1行政区集落センターで開かれ、地元団員ら11人が参加。菊池投手に代わり、祖父の菊池俊一さん(84)が「応援に本人も感謝の気持ちでいっぱいだと思う。(マリナーズからFAになり)来季はどこでプレーするか分からないが、これからも応援してほしい」と語った。
同応援団は同町の住民を中心に組織。西武時代から各球場へ応援に駆け付け、昨年のオールスター戦の際はメンバー選出を祝う横断幕を掲出し、応援ムードを高めた。
小田島邦弘団長(77)は菊池投手の来季の活躍を願うとともに、「雄星選手の活躍は地域の子供たちに夢を与える。ユニホームの保管や公開については今後検討していきたい」と話している。