一関・平泉

キリンヤ、アオキと合併 3月1日付 従業員は雇用継続【一関】

クスリのアオキとの合併が決まったホーマス・キリンヤの大町店

 食料品や衣料品を扱うスーパーなどを展開する一関市のホーマス・キリンヤ(髙栁卓也代表取締役社長)と関連会社のフードパワーセンター・バリュー(同)は、3月1日付で、全国でドラッグストアを展開するクスリのアオキ(本社石川県白山市、青木宏憲代表取締役社長)と合併する。

 ホーマス・キリンヤとクスリのアオキホールディングスが4日付で発表した。

 ホーマス・キリンヤは1962年創業で、岩手、宮城両県で食品スーパー6店舗、衣料品店2店舗を展開し、地域住民から親しまれている。フードパワーセンター・バリューは93年に設立し、主にホーマス・キリンヤの店舗で販売する飲食料品や日用雑貨の仕入業務を行っている。

 クスリのアオキは北信越と東北、関東、東海、関西の23府県でドラッグストアと専門調剤薬局、スーパー計787店舗を展開。一関市内にも樋渡店(同市字樋渡)がある。食品の販売も強化しており、大型店では生鮮品も取り扱っている。

 今回は、2社がアオキのグループに加わることで、食品スーパー、ドラッグストア、調剤薬局を組み合わせ、より一層愛される店舗をつくることができるとして合併する運びとなった。アオキを存続会社とする吸収合併方式で、2社は解散する。

 2社の従業員約200人は今後も継続して雇用される。

 髙栁社長は「スーパーにドラッグストアを組み合わせた形とすることで、お客さまにとってより利便性が向上し、新業態にも貢献できる」と語っている。

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