北上・西和賀

カラフル版画に笑顔 小学生が制作 アートスクール【北上】

参加者が高校生と一緒に版画作りに励んだ「こどもアートスクール」
完成した作品を披露する子供たち

 北上市主催の「こどもアートスクール」は6日、市生涯学習センターで開かれ、子供たちが思い思いに版画作りに取り組んだ。

 版画を数多く手掛け、北上にアトリエを構えた画家・利根山光人を顕彰する記念美術館の関連事業として開催。市内の小学生21人が参加し、黒沢尻工業高校美術部の担当教員と生徒3人が講師を務めた。

 児童は好きな絵を描いて切り抜いたシールを画用紙に貼り付け、ローラーを使って色を塗ったり、シールを剥がしたりする作業に挑戦。教員や生徒のアドバイスで色やシールを重ね合わせ、ウサギ、花、アニメのキャラクターなどカラフルで趣向を凝らした作品が並んだ。

 音符をイメージしたという照井蛍さん(笠松小3年)は「ローラーで塗るのが楽しかった。剥がすのが難しかったけど、すごく満足している」と笑顔を見せ、及川さくらさん(黒沢尻北小1年)は「いろいろな色で描けてとても楽しかったし、思い通りできた。またやってみたい」と目を輝かせていた。

 指導に当たった同部の髙橋苺華さん(1年)は「自分たちでは思い付かない作品が多く、一つ一つ個性が生かされていて参考になった」と感心していた。

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