42歳、25歳厄年連 前沢春まつり目指し結束【奥州】
奥州市の2022年前沢42歳厄年連鳳狼蓮(ほうろうれん)と同25歳厄年連青逢翔(しょうほうか)は7日、今年の活動のスタートを切った。同市前沢のラピス・ラズリィで開かれた「新春会員の集い」で創作演舞を披露し、主役としての出演が控える奥州前沢春まつりを目指して結束を示した。
前沢の商工業者ら84人が出席した集いの席上、アトラクションとして出演。鳳狼蓮は約20人が創作演舞「誇郷想盛(こきょうそうせい)」を舞った。青逢翔もタイトルは未定だったものの、5人での創作演舞で躍動。アンコールも受け、会場は盛り上がりを見せた。
前沢地域では20年以来、新型コロナウイルスの影響を受け、奥州前沢春まつりの中止などで各年の厄年連の晴れ舞台が2年連続でずれ込んだ。県内での感染者の減少を受け、同まつり実行委員会は例年通りの4月に市街地での開催を決定しているが、新型コロナ第6波の恐れもあり予断を許さない状況となっている。
鳳狼蓮の小野寺琢磨会長(40)=同市前沢駅東=は「本来は1年かけるはずが、まつりの延期などで準備期間も短くなっている。(それでも)地元への恩返しをしたいというコンセプトなので、できる範囲で最大限盛り上げたい」と力を込める。青逢翔の清田将史会長(23)=同市前沢字新町=も「街中で踊りたいのが会員全員の願い。25歳らしく元気に活動し、前沢を盛り上げたい」と気合を入れていた。