北上・西和賀

思い出ビデオ懐かしく 北上市成人式

式を前に仲間と記念撮影する北上市の新成人たち

 北上市の成人式は市文化交流センターさくらホールで行われ、対象者1081人のうち786人が出席した。

 オープニングで専大北上高吹奏楽部が華々しくマーチング演奏を披露。式では、髙橋敏彦市長が「きょうの日を忘れずに、ぜひ多くの人と出会い自分らしい人生を築き、皆さんで新しい北上をつくってほしい」と激励し、八重樫七郎市議会議長も祝辞を述べて新成人の将来に期待した。

 新成人を代表し、同市和賀町煤孫出身の武田羅生さん(筑波大1年)がコロナ禍で奮闘する医療従事者や両親に謝意を示した上で、「わたしたちが生きてこられたのも、本当に多くの支えがあったから。今度はわたしたちが支えていく番。これから未来に向かって進んでいく覚悟を持ち、新たな時代を紡いでいく立派な人間になる」と誓った。父母らによる「20歳のメッセージ」紹介に続き、小中学校時代の思い出ビデオも上映され、新成人も懐かしげに見入っていた。

 式の前後で、新成人は仲間との再会を喜び合った。同市相去町の会社員篠澤海斗さんは「コロナで心配したが無事に開催でき、改めて大人になったと感じる。中学時代の仲間にも会えて、すごくうれしい。最近、結婚したので家族を支えていけるよう頑張りたい」と決意を新たにしていた。

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