電気工事面白い 佐倉河小児童、産技短で体験 冬休みサイエンス教室【奥州】
奥州市の佐倉河地区振興会が主催する生涯学習事業・冬休みのサイエンス教室は13日、同市水沢の県立産業技術短期大学校水沢校で開かれた。参加した佐倉河小学校の児童が同大学校水沢校電気技術科の指導で電気工事を体験し、ものづくりや科学の楽しさに触れた。
小学生に科学に対する興味を引き起こそうと開かれ、同大学校は地域への施設開放などを含む同市との地域連携協定に基づき協力した。
4~6年生7人が参加し、同科の講師や職員、学生が一人ひとりに教えた。
体験で取り組んだのは電球を点灯させる回路と設備の施工で、実際に家庭などで使われている部品も多く用い、同科での学びの基礎が詰まったプログラムとなっている。
児童たちは圧着ペンチなど専門的な道具も使って作業。設備を組みながら部品の役割や電気の働きについて説明を受け、銅線の「輪作り」などの技術にも挑戦した。コンセントにつないで無事に電球が点灯すると、子供たちに笑顔が広がった。
阿部元樹君(6年)は「力仕事が大変だったが、全部の部品をつなげて最後にスイッチを入れて電気がついたのが面白かった。壁の中にこんな設備があると分かった」と話していた。
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