北上・西和賀

練習成果存分に発揮 郷土芸能踊り初め会 藤根【北上】

躍動感ある演舞を披露する北藤根鬼っ子剣舞の子供たち
あでやかな衣装で優雅な舞を披露する道地ひな子剣舞の子供ら

 北上市和賀町の藤根地区郷土芸能踊り初め会は16日、同地区交流センターで開かれた。地区内の各団体が多彩な演目を披露。伝統芸能継承への心意気を示した。

 地域活性化と参加団体の親睦を兼ね、50年以上にわたり受け継がれている年頭の伝統行事。藤根自治振興会(小松久孝会長)が主催し、長清水山伏神楽、北藤根鬼っ子剣舞、道地ひな子剣舞、中野田植踊、北藤根鬼剣舞の5団体約110人が出演した。

 各団体とも新型コロナウイルスの影響で発表の場が激減する中、日ごろ積んできた練習の成果を存分に発揮。躍動感のある踊りの一方、優雅な舞もあり、来場した地区住民を魅了していた。

 子供たちや若者も堂々と演舞。北藤根鬼っ子剣舞の加藤弦太君(和賀東小6年)は「少し間違ったけど声を出し、最後まで精いっぱい踊った。いっぱい拍手をもらえてうれしかった」と満足そう。

 道地ひな子剣舞の鈴木ひよりさん(黒沢尻北高2年)は「久しぶりの本番だったが、初めて出る子供たちも頑張って踊り全体的によかった。発表の機会があるのはうれしい。(23日の)冬のみちのく芸能まつりでもいい踊りをしたい」と目を輝かせた。

 部屋の換気、消毒など感染対策を徹底して開催。小松会長は「みんなの気持ちが明るく元気になる。コロナ禍ではあるが子供たちの発表の場を確保し、伝統芸能継承の意味でも開催してよかった」と話していた。

地域の記事をもっと読む

北上・西和賀
2024年4月25日付
北上・西和賀
2024年4月25日付
北上・西和賀
2024年4月25日付
北上・西和賀
2024年4月25日付