県内外

コロナ新規感染137人 クラスター新たに4件

 県と盛岡市は28日、新たに10歳未満~80代の男女137人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。2日連続の130人台で、1日当たりの新規患者数としては過去2番目の多さ。福祉事業所や飲食店で新たに4件のクラスター(感染者集団)が発生。重症者はいない。患者累計は4341人となった。

 保健所管内ごとの内訳を見ると、奥州44人、中部27人、県央20人、盛岡市と一関各13人、大船渡12人、宮古4人、釜石と二戸各2人。

 新規のクラスターは、奥州保健所管内で、福祉事業所の利用者や職員15人が判明し公表済み1人を含め計16人が感染した。また、同じスポーツ活動に参加した5人が感染し、公表済み1人を含め計6人となった。一関保健所管内では、同じ職場の4人が判明し、公表済み4人を含め計8人が感染。大船渡保健所管内の飲食店で、店員や利用者ら5人が判明し公表済み3人を含め計8人となった。

 このほか、公表済みのクラスター11件でも新規患者が確認された。22日公表の中部保健所管内の教育・保育施設は、6人増の計109人。県内で発生したクラスターとしては、2020年に雫石町で発生し最大となった医療施設の計118人に次ぐ規模となった。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体50・9人、盛岡市43・1人。病床使用率39・8%。

奥州市職員2人が感染 小中4校臨時休業

 奥州市は28日、市内に住む50代女性と隣接市に住む50代女性の職員2人の新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。2人とも自宅で療養している。また同市教委は児童、教職員の自宅待機が続いている市内の小学校2校、中学校2校を28~30日に臨時休業するとした。

 市内の50代女性職員は27日に同市が発表した40代女性職員の同僚。25日から自宅待機しており、40代女性職員の感染確認を受けて27日に接触者としてPCR検査を受け、27日夜に感染が確認された。濃厚接触者はなく、同僚3人が接触者として28日にPCR検査予定。隣接市の50代女性職員は勤務していた市内の学校で濃厚接触者となり26日にPCR検査を受け、27日に感染が確認された。症状はなく自宅療養している。

 また、同市は28日、感染状況を踏まえて市関連施設の休館の方針を示した。期間は29日~2月28日だが、準備が整った施設から順次休館する。各地区センターは来月1日から、体育施設は29日から、図書館・図書室は31日から。学校開放についても29日から中止。奥州金ケ崎行政事務組合は、同市水沢の胆江地区広域交流センターを来月1日から28日まで休館する。

児童感染で臨時休業 一関市内2小

 一関市教委は28日、市立小学校2校で27日に児童の新型コロナウイルス感染が確認されたため、各校の一部学級で臨時休業の措置を取ったと発表した。2校のうち1校は28日のみ、別の1校は同日から31日まで臨時休業する。市教委は今後の再開について「接触者の範囲や感染状況により判断する」としている。

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