北上・西和賀

65歳以上 ワクチン3回目接種を開始 北上市

 北上市は今月、65歳以上の高齢者を対象に新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を開始した。65歳未満の市民にも順次、接種券を発送して今月中に接種を始め、5~11歳も3月中旬開始の方向で準備を進めている。

 市では2021年12月に医療従事者を皮切りに3回目接種が開始され、高齢者施設の入所者、職員も接種。65歳以上を含め、これまでに約2万7700人に接種券が送付された。

 高齢者は医療機関37カ所での個別接種で、使用するワクチンは医療機関ごとに米ファイザー社製、米モデルナ社製が決まっている。市が日時、会場を指定して通知し、移動支援としてワクチン接種専用のタクシーチケット(市内往復分、個人負担なし)を送付した。

 市は、2回目の接種から6カ月が経過した市民に順次、3回目の接種券を送付。当初は8カ月だったが、国の方針を踏まえ6カ月とした。昨年7、8月に2回目を接種した65歳未満の市民には今月上旬から順次、接種券が届けられる。

 65歳未満は日時の指定はなく、これまで通りコールセンターまたはインターネットで予約する。各医療機関での個別接種で、タクシーチケットはない。

 市は5~11歳は今月中~下旬に接種券を送付し、3月中旬に接種を始められるよう準備を進めている。各医療機関での個別接種で、ワクチンは米ファイザー社製。接種するかは各家庭の判断となる。

 12歳以上の市民の接種率(1月28日現在)は1回目88・0%、2回目87・0%だが、3回目は1・5%にとどまる。市健康づくり課の小山真一課長は「各医療機関の協力で体制は整っている。オミクロン株が流行しており、自分や家族を感染から守るためにも接種してほしい」と話している。引き続き1、2回目の予約も受け付けている。

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