県内外
コロナ新規感染１８７人 一関、中部両保健所管内 高齢者施設でクラスター【岩手】
県と盛岡市は１１日、新たに１０歳未満～９０歳以上の男女１８７人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。高齢者施設を起点とするクラスター（感染者集団）が２件発生。重症者はいない。患者累計は６４２７人となった。
保健所ごとの内訳は盛岡市７３人、中部４２人、一関３０人、県央２０人、奥州１１人、大船渡６人、二戸４人、宮古１人。
新規クラスターは、中部保健所管内の高齢者施設で２人判明し公表済み４人を含め、利用者や職員ら計６人が感染した。一関保健所管内の高齢者施設でも３人感染。公表済み３人を含め利用者や職員ら計６人となった。
このほか、公表済みのクラスター１５件で新規患者が確認された。
直近１週間の人口１０万人当たり新規患者数は県全体８７・０人、盛岡市１２８・８人。病床使用率は４２・３％と減少した。
県内では今月に入り、高齢者施設を起点とするクラスターが５件発生。県保健福祉部の工藤啓一郎理事心得は「（施設で）一つでも感染確認があると、非常に大きく広がる可能性がある。管理者には特に注意していただき、家族に高齢者がいる人は、家庭に持ち込まないようにしてほしい」と呼び掛けている。
