一関・平泉

闇夜に浮かぶ光 幻想的 竹灯り点灯 室根市民セ【一関】

温かな明かりが見る人の心を癒やした竹灯り

 一関市室根町の室根市民センター(小山眞正所長)が製作を進めていた竹灯(あか)りが完成した。正月飾りに使われた竹を有効活用したもので、10日夜には町内の保育園など2カ所で点灯。さまざまな模様が闇夜に浮かび上がり、温かな明かりが見る人の心を癒やした。

 再利用した竹は、むろね樹楽会が同センターなど町内の施設に贈った門松に使われたもので、有効利用するべく同センターが竹灯りの製作に着手。ドリルで穴の大きさを変えながら、古典柄や桜の模様、肉球といったデザインを施し、中には発光ダイオード(LED)などを入れて仕上げた。

 同町折壁の室根こども園(及川由美園長、園児82人)には、大小複数の竹灯りを設置したほか、園児たちがバケツで作ったミニかまくらもライトアップ。降園時間には迎えに来た家族と写真を撮るなどして、幻想的なひとときを楽しんだ。

 及川園長は「コロナ禍だが、夢と希望が感じられる灯りでとてもすてき」とうっとり。小山所長は「門松に使われた竹の有効利用を考え、竹灯りを作ることにした。今後は住民も参加できる製作教室を企画できたらいい」と話していた。

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