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岩渕4位 スノボ女子ビッグエア 村瀬が銅 北京五輪

スノーボード女子ビッグエア決勝を終え、笑顔を見せる岩渕麗楽(中央)=15日、北京(時事)

 北京冬季五輪は15日、スノーボード女子ビッグエア決勝が行われ、2大会連続五輪出場となる一関市東山町出身の岩渕麗楽(20)=一関学院高―法政大2年、バートン=は4位に入賞した。岩渕は前回平昌大会に続き同種目で2大会連続の4位で、今大会ではスロープスタイル5位と合わせ2種目での入賞となった。【4、5、社会面に関連】

 決勝は、予選と同様に3回の試技のうち異なる技の2回の合計点で争われた。前日の予選を3位で通過した岩渕は、1回目で縦2回転、横3回転の「フロントサイドダブルコーク1080」でしっかりと着地を決め83・75点と4位に付けた。2回目は向きを変えた「バックサイドダブルコーク1080」を成功させて82・25点とし、合計166・00点で4位をキープした。

 メダル獲得へ勝負を懸けた3回目で、岩渕は女子では世界初となる「トリプルアンダーフリップ」(後ろ方向に3回宙返り)に挑んだ。いったんは着地が成功したかに見えたが、その後にバランスを崩して転倒し、得点を伸ばせなかった。しかし、競技を終えた岩渕に各国の選手たちが駆け寄って抱擁を繰り返し、前人未踏の大技への果敢な挑戦をたたえた。

 日本勢は、村瀬心椛(17)=ムラサキスポーツ=が銅メダルを獲得。2010年のバンクーバー五輪フィギュアスケート女子銀メダルの浅田真央選手の19歳を抜き、冬季五輪での日本女子史上最年少メダリストとなった。鬼塚雅(23)=星野リゾート=は11位だった。


 佐藤善仁市長 スロープスタイルに続き、2種目での入賞、また、平昌オリンピックに続き2大会連続での入賞という快挙は、市民の大きな誇りであり、大ジャンプに果敢に挑戦する姿は、市民に大きな感動と勇気を与えてくれました。これまで積み上げてきた努力に心から敬意を表すとともに、今後の活躍をお祈りします。夢と感動をありがとうございました。

momottoメモ

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