奥州・金ケ崎

1年間の成果 元気な舞披露 六原幼稚園・鬼剣舞引き継ぎの会【金ケ崎】

引き継ぎの会で鬼剣舞を披露する六原幼稚園の年長児

 金ケ崎町立六原幼稚園(千枝德三園長、園児23人)が取り組んでいる鬼剣舞の引き継ぎの会が18日、同町六原赤石の同園で行われた。1年間舞を学んだ「六幼鬼‘s(キッズ)」の年長児が継承への思いを込めて元気に踊り、指導してきた地元の六原鬼剣舞保存会にも感謝を示した。

 同園は地域との交流で鬼剣舞に取り組み、同会の指導を受けて10年目。毎年年長児が学び、生活発表会や運動会などで披露している。2021年度は年長児9人が一生懸命に舞を覚えてきた。

 引き継ぎの会には全園児と同保存会の3人が出席した。年長児は「刀剣舞の狂い」をベースにした演目を披露。手作りの刀をはじめ、舞で使う装束などを年中児に手渡し、声をそろえて「みんなで気持ちを合わせて鬼剣舞を頑張って」と呼び掛けた。保存会員に対しても感謝を伝えた。

 引き継ぎを受け、来年度鬼剣舞に取り組む年中児10人の一人ひとりが決意表明。小野寺優愛ちゃん(5)は「みんなで一緒に頑張りたい」と話していた。舞い納めとなった高橋陸翔ちゃん(6)は「刀を動かすところが好き」と踊りを振り返った。

 同会が継承している六原鬼剣舞は町指定無形民俗文化財。保存会員の舞い手には小中学生も所属している。

 髙橋嘉彦会長(74)はあいさつで「声が出ていて切れも良く、元気な踊りを見せてくれてありがたい。保存会としても六幼鬼‘sが受け継がれることをうれしく思う。小学校に入っても保存会に入会して遊びに来てほしい」と話していた。

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