でっかく広い かまくら完成 笠松学童保育所【北上】
北上市和賀町横川目の笠松学童保育所くれよんクラブは、敷地内にかまくらを設営した。児童が中に入って遊び、楽しい冬の思い出をつくっている。
新型コロナウイルスの影響で行動制限や行事の中止が続いている中、地域性や季節感を生かして子供たちに楽しんでもらおうと、今月上旬から製作。周辺は2メートル近い積雪があり、駐車場の雪を集めたところを掘ったり踏み固めたりして形作った。
かまくらは穴の高さ約1・6メートル、幅約3メートル、奥行き約3メートル。周りには紙粘土で作ったアマビエの人形などを飾り付けた。完成した17日は、笠松小学校の1~4年生17人が記念撮影したり、中に入っておにぎりを食べたりして笑顔を広げた。
同校は4月から新校舎の利用を開始。2001年に開所した同クラブもそれに伴い移転が決まっており、児童が現在の場所で冬を過ごすのは最後となる。菊池陽太君(4年)は「でっかくて広くて、風も来ない。大きいかまくらに入ってみたかった。みんなで遊ぶのは楽しい」と話した。