一関・平泉

学びの成果商品に 「シャカシャカモテチ」「モチロン」 横浜の中学生と共同開発 24、25日に限定販売 山目町・大林製菓【一関】

中学生と開発した餅商品「モチロン」と「シャカシャカモテチ」をPRする関係者

 一関市山目町1丁目の大林製菓(大林学代表取締役)は、研修旅行で同市を訪れた公文国際学園(横浜市)中等部3年生と餅菓子の新商品「シャカシャカモテチ」と「モチロン」を共同開発した。商品は24、25の両日に一関市大町の街なか産直新鮮館おおまちで限定販売される。同校生徒が一関の餅文化を学んで開発した商品に、大林代表取締役は「自分たちには思いつかなかった、子供の素直な発想から生まれた商品。餅を身近に感じてほしい」と話している。

 シャカシャカモテチは、つきたての軟らかさや食感が持続する同社の特許技術で作られた餅「ふわmochi」に少し辛めのオリジナルポテトチップスを砕いてまぶした。餅は食べやすい一口サイズで、別添えのポテトチップスフレークが入った袋に入れて振り、追加で味付けしても楽しめる。

 モチロンは、フランボワーズ味のマカロンの間に同社の商品「amazon cacao mochi(アマゾンカカオ餅)」とクリームをサンドし、かわいらしい見た目とカカオの深い味わいが楽しめる洋風スイーツに仕上がっている。

 考案したのは、生徒自らが企画しコース設定した日本の伝統文化を体験する研修旅行の6コースのうち「一関市ともち文化」コースを選択した30人。2021年11月30日から12月3日までの3泊4日で一関市を訪れ、餅に関する講話の聴講や市内の餅に関する企業を見学したほか、餅つきを体験したり餅料理を食べたりして一関の餅文化を学んだ。体験を踏まえて旅行の最終日に生徒同士が出し合ったアイデアを基に同社が商品化した。

 大林代表取締役は「ほとんどの生徒が『餅も一関も好きになった』と話していた。モテチは手軽に食べてもらえ、家庭でもまねできる。モチロンは今後に通じる可能性として、好評であれば商品ラインナップに加えることも考えている」と語っている。

 シャカシャカモテチは6個入り300円、モチロンは2個セットで500円(ともに税込み)。商品は両日ともに午前9時から販売が開始され、数量限定でなくなり次第終了する。問い合わせは新鮮館おおまち=0191(31)2201=へ。

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