段飾り 伝建群施設彩る きょうから要害雛祭り【金ケ崎】
金ケ崎町西根の城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)を会場にした第10回金ケ崎要害雛(ひな)祭り(実行委主催)は、25日から伝建群内の8施設で始まる。新型コロナウイルスの感染拡大により、今年も規模を縮小して開催。各施設を多様な雛人形で彩る。3月21日まで。
今年雛人形を展示するのは▽おやすみ処かみしも▽旧坂本家侍住宅▽白糸まちなみ交流館▽伊東家侍住宅(和洋食道Ecru)▽土合丁・旧大沼家侍住宅▽侍屋敷大松沢家▽片平丁・旧大沼家侍住宅▽金ケ崎要害歴史館。町独自のコロナ対策に基づきかみしも、伊東家侍住宅、侍屋敷大松沢家以外の5施設は、3月13日まで利用を町民と町内団体に制限している。例年のスタンプラリーなど人流増加につながる企画は取りやめた。
同町西根裏小路の白糸まちなみ交流館では24日、同館の企画部門を受け持つ団体「しらいと」が雛人形を準備。今年は感染防止対策のため例年より少ない段飾りなど3組を用意し、少し離れた土間から見てもらうことにした。しらいとの横田恵子代表は「おもてなしがモットーの交流館だが、今年はお客さまとスタッフの双方を守るために展示の形を変えた。雛人形のにぎやかな雰囲気を見てほしい」と話していた。
公開時間や定休日は各施設で異なる。問い合わせは実行委事務局の金ケ崎要害歴史館=0197(42)3060=へ。