奥州・金ケ崎

市長選一騎打ちへ 市議選、候補擁立いまだ動き 奥州・あす告示

 任期満了に伴う奥州市の市長選、市議選は、27日に告示される。市長選は、4期目を目指す現職小沢昌記氏(63)=同市水沢=と閉塞(へいそく)感打破を訴える新人倉成淳氏(65)=同=の無所属2人が立候補を予定しており、現新一騎打ちが濃厚だ。市議選(定数28)は現職20人、新人8人が立候補を予定しているが、水面下で候補擁立の動きもあり、選挙選になるか微妙な情勢となっている。

 小沢氏は、後援会と5地域の地区後援会であいさつ回りやマニフェスト配布などの動きを進める。3期の実績を基本姿勢としてさらなる強化戦略を打ち出した「マニフェスト2022―2026」の浸透を第一に図っている。

 倉成氏は、投票日1カ月前の正式表明から「短期決戦」に総力を挙げる。各地域に支部を設置した後援会を主体とし、顔と名前、政策を知ってもらうため懸命に活動。市全域をカバーしようと支部同士が支え合い支持拡大を図る。

 コロナ禍で、両氏ともに総決起大会は開かない考えを示している一方で、ともにホームページで動画を公開し、市政課題解決への考え方をアピールしている。

 市議選は水沢地域が現職7人と新人5人、江刺地域が現職6人と新人1人、前沢地域が現職3人、胆沢地域が現職3人と新人2人、衣川地域が現職1人が立候補を予定。残り2日となり初の無投票の可能性もあるが、擁立に向けた動きも残っている。

 立候補の届け出は27日午前8時30分~午後5時に市役所江刺総合支所で受け付ける。投票は3月6日午前7時から午後7時まで市内42投票所で行われ、同日午後9時から同市水沢の市総合体育館(Zアリーナ)で即日開票される。

 2021年12月1日現在の選挙人名簿登録者数は、9万7464人(男4万7056人、女5万408人)。

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