北上・西和賀

グルージャと地域盛り上げ 創立70周年記念 専北高、ホーム開幕戦マッチスポンサーに【北上】

いわてグルージャ盛岡マスコットキャラクター「キヅール」と記念撮影する専大北上高の阿部校長(右端)や生徒、坂本社長

 北上市新穀町の専大北上高校(阿部伸校長)は、20日に市内で行われるJ2第5節のいわてグルージャ盛岡ホーム開幕戦のマッチスポンサーを務める。2021年度で創立70周年を迎えた同校と、新しいステージに挑戦するグルージャが連携し、子供たちの夢をかなえる「イレブンズドリーム」やサッカー教室などさまざまな企画で地域を盛り上げる。

 同校の創立70周年記念スペシャルマッチと銘打ち、同市相去町の北上総合運動公園陸上競技場で栃木SCと対戦する。キックオフは午後2時。高校がJリーグの試合のマッチスポンサーを務めるのは本県で初めてという。

 イレブンズドリームは、市民や子供たちからかなえたい夢を募集し、当日11人の夢の実現をサポートする企画。4歳から小学3年生までを対象とするサッカー教室は、年末年始の全国大会に出場した同校男女サッカー部やグルージャの選手・スタッフが指導する。

 他にも同校サッカー部とグルージャのPK対決、吹奏楽部によるハーフタイムのマーチング披露、生徒の販売実習など、学校の魅力を盛り込んだ催しを予定している。サッカー教室は午前10時から11時まで。PK対決やイレブンズドリームを行い、試合に入る。

 7日に同校で記者会見が行われ、阿部校長は「創立70周年の最後の事業。子供たちに笑顔あふれる時間を提供できると確信した。コロナで子供たちの貴重な青春の時間が奪われ、さまざまな機会が失われた。専北祭りとして、しっかり感染対策を行い、多くの来場者に専大北上高校が北上市に存在することの意味を示したい」と思いを語った。

 いわてグルージャ盛岡の坂本達朗代表取締役社長は「Jリーグというツールを使い、専大北上高校と共に県民、市民の夢をサポートしていきたい。ホーム初戦を地元の高校生と一緒に盛り上げて戦っていくことができるのは大きな意味がある。スペシャルマッチを機に、さらに勢いをつけていきたい」と力を込めた。

 今シーズンのJ2は2月19日に開幕。昇格したグルージャはアウェーで3試合を戦い、2勝1敗と好スタートを切っている。

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