花巻

女性の悩み 寄り添い まんまるママいわて・「放課後保健室」 生き方考える機会にも【花巻】

10~20代女性の多様な相談に応じたサロン「女の子放課後保健室」

 県内の妊産婦や、乳幼児を育てる母親らの支援事業を行う花巻市のNPO法人まんまるママいわて(佐藤美代子代表理事)は2021年度、県の委託を受けて10~20代女性の相談に乗るサロン「女の子放課後保健室」を開設した。21年9月から今月までの月1回、スタッフがさまざまな内容に対応。若い女性にとって、自分の体や生き方について考える機会となった。

 コロナ禍で孤独感や不安を抱える女性を支えようと、県が実施している「女性のためのつながりサポート事業」の一環。「女の子のたまり場のようになれば」と同団体が名付けた「女の子放課後保健室」は、毎月第3木曜日に同市大通りのコワーキングスペース「co―ba花巻」を会場に全7回開催した。

 相談は無料で幅広い内容に対応。毎回、助産師らスタッフ2人が常駐し、助産師、看護師を目指す高校生や、性的少数者(LGBT)当事者らに寄り添った。

 最終回の今月17日は「新生活を始めるあなたへ」とテーマを設け、同団体の助産師千田優子さん(45)らが対応。和やかな空気の中、助産師志望の花巻北高校2年、畠山心花さん(17)からの質問に答えながら、助産師の楽しさや妊産婦に寄り添う重要性、自分らしく生きる大切さなどを伝えた。畠山さんは「助産師になりたいという思いが明確になった」と笑顔を見せた。

 ドメスティックバイオレンス(DV)や仕事、人間関係の問題―。多様な相談に耳を傾けてきた佐藤代表理事(43)は「新型コロナウイルスの影響は、たくさんの女性にいろいろな意味で及んでいる。相談者の問題は複合的な要因が絡んでおり、一つの窓口では対応できない」と指摘する。

 その上で、「もっと女性に歩み寄る仕組みが必要だと実感した。女の子放課後保健室を足掛かりに、結婚や妊娠前の女性に、よりアプローチしていく方法を考えていきたい」と語っていた。

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