北上・西和賀

夏油エリア 自然観光施設開業へ スキー場跡地活用 貸し農園やコテージ 水神キャンバス【北上】

オープンに向けた準備が進む自然観光施設「水神キャンバス」。コテージも整備され、アクティビティーも体験できそうだ=4日、北上市和賀町岩崎新田

 北上市の株式会社・水神キャンバス(菊池洋市代表取締役社長)は、同市和賀町岩崎新田の旧水神スキー場跡地7ヘクタールで、自然観光施設の開設に準備を進めている。今月下旬から6月にかけてオープンを予定し、農園貸し出しのほか四輪バギー体験、コテージ利用、軽食などを提供。自然、農業体験とアクティビティーを融合し、周辺事業者と共に夏油高原エリア一帯の集客と活性化を目指す。

 20年ほど前に閉鎖されたスキー場跡地を活用し、年間を通じ人を呼べる施設をつくり地域貢献しようと菊池社長と土地所有者らが一念発起。林のように生い茂っていた立木、雑草を自分たちで刈り取り、荒れていた土地も整地。既存の施設を改修した。

 今年1月には運営会社を設立。「(冬の)白銀から四季折々、さまざまな色をつけていこう」と、社名、施設名ともに「水神キャンバス」とした。

 まずは花壇や果実園などを整備。新たに建てるビニールハウスも併せ、農園として貸し出す。風雨、暑さをしのげるコテージを設置し、家族などでのキャンプやテレワークなどにも活用してもらう。

 散策路も設け森林浴、桜や新緑、紅葉など季節の風景を楽しめるほか、四輪バギーでアクティビティーも満喫でき、準備が整い次第マウンテンバイク体験も企画。軽食も用意し、産直施設の出店も計画する。冬場もバギーを活用し、スノーモービルを目玉にしていきたい考えだ。

 場所は県道夏油温泉江釣子線沿い。一帯には夏場に新たな観光スポットとなっているひまわり畑、アウトドア施設のサンシャイン・スタイルビレッジ、全国各地のキャンパーが集まるキャンプグランド・ベアーベルなどがそろう。同県道は夏油高原スキー場や夏油高原温泉郷に訪れた客が行き帰りに立ち寄れる場、さらに地元の市民が集う場を目指している。

 花や施設はまだ十分ではないが、オープン当初はバギー試乗(15分1500円)、貸し農園(無料)のほかコテージ使用(料金検討中)、軽食などでスタート。徐々に内容を増やし、周囲の大自然を一望できる展望台を整備。わらび採り体験、マウンテンバイクコース整備、ドローン(小型無人飛行機)体験なども視野に入れる。施設を活用した起業も支援し、企画案を受け入れていく。

 菊池社長は「景色もよく、さまざまな可能性がある。スキー場を再生し夏油高原エリアや隣接する金ケ崎町、地域の方々と共に、いろいろな人が触れ合い楽しめる場にしていきたい」と話している。

 問い合わせは水神キャンバス=080(2525)5989=まで。

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