北上・西和賀

田植え機同乗 仕組み理解 農作業体験授業 鬼柳小5年生【北上】

三田さん(中央)と共に田植え機に同乗体験する鬼柳小5年生

 北上市立鬼柳小学校(小原純子校長、児童286人)の5年生は16日、同校付近で農作業体験授業「お米再発見」を行い、機械を中心とした現在のコメ作りを学んだ。

 地域学校協働委員会事業として鬼柳町自治振興協議会(阿部保会長)と同校が共催し4年目。同町内の三田栄孝さん(69)が請け負う同校付近の水田17アールで、児童40人が学習した。

 三田さんがコメ作りの年間の流れを説明し、児童数人が三田さんと田植え機に同乗。その他の児童もひとめぼれの苗が田植え機で短時間、等間隔で植えられる様子をじっと見学したり苗をじかに手にして感触を確かめたりしながら、機械の仕組みや肥料、稲作全般について積極的に質問した。

 田植え機に乗った大友陸君は「機械の仕組みがすごく気になった。1秒に多くの株が植えられていると知り、すごく驚いた。肥料などがないと育たないことが分かった」と声を弾ませ、斉藤鈴真君も「すごくきれいに植えられていて、びっくりした。(農家は)機械操作など、いろいろ苦労していると思った」と気付きを得ていた。

 児童たちは今後、三田さんが管理する稲の生育状況を観察。秋にはコンバインで稲刈り作業体験、収穫したコメを使った調理試食、稲に関する学習成果発表を計画している。

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