一関・平泉

ブックポストにごみ投棄 本3冊汚損被害、防犯カメラ設置 一関図書館

ごみを投棄される被害に遭った一関図書館のブックポスト

 一関市大手町の市立一関図書館(中川文志館長)で12日、図書の返却のために設置しているブックポストにごみが投棄される被害があった。投棄により返却されている本3冊(総額3629円)が汚損され、同館の佐藤俊憲副館長は「市民の財産なので、今後こういったことは絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。

 同館では、利用者が時間を問わず図書の返却ができるよう、表玄関脇にブックポストを設けている。開館日の朝と夕の1日2回、職員が返却された図書を回収しており、同日の回収前後に当たる午前8時45分ごろから午後6時ごろの間に何者かがごみを投棄したとみられる。

 入っていたごみは、食べ終わった弁当の空き容器。レジ袋などには入っておらず、容器に残っていたソースなどの調味料が図書に付着していた。

 同館では、ブックポストがある玄関前に防犯カメラによる監視をしている旨の張り紙を付けるなどの防犯対策を講じるとともに、一関署に被害届を提出。同署で防犯カメラ映像などを基に捜査しているという。

 ブックポストは職員が見つけた直後に清掃され、現在は通常通り利用できる。

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