奥州・金ケ崎

馬留池で国体選考会 カヌー千葉選手(水沢高出・駿河台大)も出場【奥州】

馬留池で行われた国体カヌー競技本県選手選考記録会に出場した千葉選手

 10月に行われる栃木国体に向けたカヌー競技の本県選手選考記録会(県カヌー協会主催)は21日、奥州市胆沢若柳の馬留池で行われた。同会場で公式の記録会などが行われたのは初。女子には今春駿河台大に進学した千葉悠里選手(19)=水沢高出=が出場。初めてカヌーに乗った場所での競技に「リラックスできた」とし、「練習してきた力を発揮して国体出場を目指したい」と意欲を示した。

 本県カヌー競技の選手選考は例年、秋田県で開催されている大会での記録で行ってきたが、今年は会場の都合で大会が中止となり馬留池での記録会開催となった。同日はスラローム3部門、ワイルドウオーター2部門に5人が出場した。

 今春水沢高を卒業し、同大でカヌーの練習に励む千葉選手も国体初出場を目指して訪れた。同会場は水沢南中学校在学中に初めてカヌーに乗った場所。「馬留池は2カ月ぶり。あまり緊張せずリラックスできた」という。

 「大学進学後は結構大会が続いている。岩手に帰ってきて前より成長している自分を見せられたと思う」とし、東北大会に向け「大学で練習してきた力を全部発揮して国体に出たい」と意気込みを語っていた。

 同記録会のサポートを行った奥州カヌー愛好会の石川善一会長は「馬留池は静止した水面のため基礎練習には良く、ジュニアもここで育っている。トップ選手もいさわカヌー競技場に向かう前に馬留池で調整する姿が見られる。ここで育った千葉選手の活躍を祈っている」と話していた。

 東北大会は6月25日に青森県西目屋村で、国体カヌー競技は10月7~10日にスラロームとワイルドウオーターが塩屋町で行われる。

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