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W杯 盛岡で10月開催 男女150人出場予定 スポーツクライミング

W杯最終戦を盛岡市で開催することを発表したIFSCの小日向副会長(左から2人目)ら関係者

 国際スポーツクライミング連盟(IFSC、本部イタリア・トリノ)は24日、スポーツクライミングのワールドカップ(W杯)今季最終戦「B(ボルダリング)&L(リード)コンバインドいわて盛岡2022」を10月20~22日に盛岡市の県営運動公園で開催すると発表した。国内では2019年の千葉県以来3年ぶりのW杯で、本県では初めての開催となる。

 IFSCの小日向徹副会長、県山岳・スポーツクライミング協会の吉田春彦会長ら関係者4人が県庁で会見し明らかにした。

 IFSCは世界各地の94団体が加盟し、スポーツクライミングのW杯を主催している。今季は4月にスイスで開幕し、リード、ボルダリング、スピードの各種目で競っているが、ボルダリングとリードの複合「コンバインド」が導入されるのは、最終12戦目の盛岡大会が初めてとなる。

 同運動公園のスポーツクライミング競技場は設備が充実しており、国際大会の開催に十分な要件を満たしていると判断された。21年の東京五輪で事前合宿を行ったカナダチームから高い評価を得たことも開催の決め手となった。

 盛岡大会には本県出身の伊藤ふたば選手(TEAM au)をはじめ、世界各国のトップ選手男女合わせて約150人が出場する予定。3日間で延べ約3000人の観客動員が見込まれている。

 開催決定を受け、達増拓也知事は「競技場の整備や、スポーツクライミングの拠点化に向けたこれまでの取り組みが評価されたものと大変うれしく思っている。岩手、盛岡の魅力を発信できるようIFSCをはじめ、関係者と連携して準備を進めていく」とコメントを出した。

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