奥州・金ケ崎

朝の雲海 幻想的に捉える 四谷さん(水沢)最優秀 市観光写真コン 入賞作品8点決定【奥州】

奥州市観光写真コンクール最優秀賞に輝いた「朝焼けの紅葉と雲海」
▲四谷典旭さん

 奥州市観光写真コンクール(市観光物産協会主催)の審査が行われた結果、最優秀賞に同市水沢西上野町の四谷典旭さん(40)の「朝焼けの紅葉と雲海」が輝いた。作品は阿原山中腹から撮影したもので、雲海が広がる様子と朝独特の色合いが幻想的な風景をつくり出している。四谷さんは「うれしく思う」と初の最優秀賞を喜ぶとともに、「写真をきっかけにして多くの人に雲海を見て味わってもらいたい」と語っている。

 同コンクールは同市の魅力を発信するきっかけにしようと開催されている。今回は新型コロナウイルスの影響で2年ぶりとなったため、例年は1年間としていた撮影期間を、2020年1月1日~22年3月31日として募集した。

 同市をはじめ県内外の37人から90点の作品が集まった。審査は5月10日に行われ、最優秀賞1点、優秀賞2点、入選5点を選び、今月25日に同市水沢佐倉河のプラザイン水沢で開かれた同協会定時総会に続いて表彰式が行われた。

 四谷さんは父とともに洋食店を経営。8年ほど前から写真を趣味として始め、インターネット交流サイト(SNS)で市内で雲海が見られることを知り、2年ぐらい前から雲海の写真を撮影している。今回の作品は昨年11月1日に山頂から雲海の写真を撮った帰り道に見えた景色に引かれて車を止め、車中からカメラを構えて撮影した一こまという。

 四谷さんは「市内で雲海が見られることはあまり知られていないと思うので、自分の写真を通じて多くの人に興味を持ってもらいたい。そしてご自身の目で味わってほしい」と話している。四谷さんによると、条件が合えば阿原山の雲海は一年中見られるが、春と秋が発生しやすいという。

 入賞作品は6月中旬から1カ月程度、みずさわ観光物産センター(Zプラザアテルイ)、えさし夢プラザ、前沢ふれあいセンター、胆沢まるごと案内所、衣川歴史ふれあい館で展示される。

 最優秀賞を除く入賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽優秀賞=河東田康昭(奥州市水沢)小野寺恒夫(一関市花泉町)▽入選=千葉善次(奥州市江刺)蜂谷福夫(奥州市水沢)藤江健一(一関市山目)達下才子(奥州市江刺)小野寺満(奥州市水沢)

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