一関・平泉

前沢初V 花泉が準優勝 岩手・宮城県境選抜中学野球

初優勝を飾った前沢ナイン

 第14回岩手日日旗争奪岩手・宮城県境選抜中学校野球大会(岩手日日新聞社主催)は最終日の29日、一関市東山町の東山球場で準決勝、決勝が行われた。決勝では前沢(奥州市)が花泉を7―0の六回コールドで下し、初優勝を飾った。

 準決勝第1試合は、前沢が同点の四回に2点を挙げ、大船渡一(大船渡市)を退けた。第2試合は花泉が中盤に逆転し、胆沢(奥州市)との接戦を制した。

 決勝は前沢が序盤から猛攻を仕掛けた。一回、1番髙橋勇政選手(3年)がランニング本塁打を放ち、早々に先制。続く2番川原鼓太郎選手(3年)の二塁打などでつくった好機を生かし、この回3得点。二、三回にも1点ずつ加え、六回には連打で2点を奪って花泉の反撃を許さなかった。

 閉会式では、岩手日日新聞社メディア総合本部営業局の佐藤慶勝部長が優勝した前沢に岩手日日旗、準優勝の花泉にトロフィーを授与した。両チームには記念のメダルが贈られた。

 前沢の主将を務める髙橋選手は「準決勝では1本も打てなかったので、決勝でやってやろうと狙っていた」と笑顔を見せ、「課題も見つかった大会だったので、中総体地区予選までに打撃を強化して勝ち進みたい」と意気込んでいた。

 個人賞は、最優秀選手賞に髙橋勇政選手(前沢3年)、敢闘賞に高杉悠仁選手(花泉3年)、打撃賞には川原鼓太郎選手(前沢3年)がそれぞれ選ばれた。

 最終日の結果は次の通り。

 ▽準決勝

前沢   030 200 0|5
大船渡一 003 000 0|3

花泉 010 200 0|3
胆沢 200 000 0|2

 ▽決勝

前沢 311 002|7
花泉 000 000|0
     (六回コールド)

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