北上・西和賀

かぶと、弓矢作りに夢中 親子参加、厄よけ風習体験も 民俗村【北上】

佐藤さん(右)の指導で弓矢作りに励む子供たち

 北上市立花のみちのく民俗村で5月29日、「旧暦で祝う端午の節句」が開かれ、親子で昔なじみの風習に親しんだ。

 旧暦5月5日(今年は現暦6月3日)の端午の節句にちなみ、日曜に合わせて開催。未就学児から小学生までの親子15組が参加した。

 同村内の古民家では新聞紙でかぶとを作り、武家屋敷では段ボールやストロー、輪ゴムで弓矢作りに挑戦。同村施設管理課長の佐藤弘伸さん(68)らの指導を受け、夢中になって作り上げていた。

 旧盛岡藩、仙台藩境のお駒堂にお参りし、御朱印を入手。最後に村内で植栽しているショウブとヨモギを束ね、脚立に乗って古民家の高い軒端に差した。

 澤藤史乃さん(黒沢尻東小2年)は「弓矢はすごく飛んで楽しかった。民俗村には虫を取りに何度も来ているし大好き」とにっこり。渋谷多聞君(奥州市立水沢南小2年)は「かぶとも弓矢もうまく作ることができて楽しかった」と充実した表情を見せた。

 旧暦の5月は夏で梅雨の時期に当たり、湿気から病気も多かったという。ショウブやヨモギを軒先に差すのは病気に襲われないよう厄よけの習慣で、佐藤さんは「子供たちには遊びを通じ、こうした風習があったことを少しでも知ってもらい、気に留めてもらえれば」と目を細めていた。

 端午の節句衣装の着付けも行われ、未就学の男児数人が鮮やかに着飾った。

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