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3年ぶり11日に開催 70頭参加予定 チャグチャグ馬コ【岩手】

 みちのくの初夏を彩る風物詩「チャグチャグ馬コ」は、11日に滝沢市から盛岡市まで約14キロのコースで開催される。鈴の音を響かせながら華やかに着飾った馬コのパレードが3年ぶりに繰り広げられる。新型コロナウイルス感染防止対策を施した上で、文化の保存・伝承につなげる。

 チャグチャグ馬コは、装束をまとった馬が滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社から盛岡市の盛岡八幡宮までのコースを練り歩く伝統行事。新型コロナの影響で2年連続中止となっていたが、チャグチャグ馬コ保存会(会長・谷藤裕明盛岡市長)は今年、感染防止対策を徹底した上で実施することを決めた。

 休憩場所の変更に伴い一部ルートが変更されるものの、ほぼ従来通りの約14キロを練り歩く。役員馬、装束馬合わせて約70頭が参加する予定。当日は午前9時30分に同神社を出発し、午後2時ごろに同八幡宮に到着する予定。

 感染防止対策として、2カ所ある休憩場所と行進ルートを一部変更し観客の密を回避するほか、盛岡市大通で実施しているパレードの規模を縮小。同神社、中津川、同八幡宮の発着地点と休憩場所2カ所は、参加者と観覧者のエリアをロープで分離し接触回避を図る。スタッフの中の警備員を増員し、基本的な感染防止対策などの注意喚起を強化する。

 観覧時のマナーとして同保存会は、隣人との距離確保や飲食、声援の自粛など協力を呼び掛けている。このほか、今年は無料シャトルバス(JR盛岡駅―同神社間)を運行しないことにした。


チャグチャグ馬コ

 人馬の無病息災や家内安全などを祈って繰り広げられる伝統行事。1978年に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、96年にチャグチャグ馬コの鈴の音が「残したい日本の音風景100選」に選ばれた。

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