安らぎの音色響く 水沢駅などに南部風鈴飾る【奥州】
第43回奥州市南部鉄器まつり実行委員会(及川貢基会長)は7日、JR水沢駅と水沢江刺駅に南部風鈴を飾り付けた。この時期恒例となっており、駅利用客に季節の訪れを感じさせている。
同実行委はまつりのPRとして、音の良さで知られる南部風鈴を飾り付けている。2020年以来、コロナ禍で取り付ける風鈴の数を従来の3分の1として作業する人員も減らしている。
同日は水沢鋳物工業協同組合、市、観光物産協会、市社会福祉協議会、少年警察ボランティアなどの関係者10人が作業。水沢駅には700個、水沢江刺駅は300個を飾った。
それぞれの風鈴には、大谷翔平選手ふるさと応援団(会長・倉成淳市長)の「ニューサポートプランナー賞2021」に輝いた大谷選手を応援するメッセージや福祉川柳、防犯標語などの短冊が付けられ、利用客の目を引いている。
同組合販売課の佐藤康平係長は「南部風鈴の音色を聞いて心に安らぎを感じてもらいたい。そして短冊にもあるように大谷選手には昨年以上の活躍をと祈っている」と話している。
風鈴の飾り付けは9月上旬までの予定という。