多彩な布柄生かし 東和図書館けやきラウンジ 谷藤さんバッグ作品展【花巻】
花巻市幸田の谷藤真由美さん(64)による「ぬのあわせ展」は、同市東和町の東和図書館内ギャラリースペース「けやきラウンジ」で開かれている。洋服や着物の布を利用して制作したオリジナルバッグが並び、訪れた人たちの注目を集めている。30日まで。
谷藤さんは元中学校美術教諭。水彩画や木工などの創作活動に取り組み、バッグ作りは3年ほど前に始めた。子供の頃から裁縫が好きだったといい、さまざまな柄の布を収集し、古くなった洋服や着物も活用している。
今回の展示では作品約20点を出展。「バッグの柄を考えるのが一番楽しい」と語り、多彩な柄の布を紡ぎ合わせて作っている。多い物で5種類の布を使用しており、中には障害のあるアーティストがデザインした布を利用したバッグもある。
会場には販売用も用意。点数は20点ほどで、いずれも価格は税込み2000円。谷藤さんは「服のプリントや布の柄を生かすことを大切にしている。もっといろいろな布を使ってアート性の高い作品を作ってみたい」と意気込んでいる。
時間は午前10時30分から午後6時(最終日は3時)まで。問い合わせは同ラウンジ=0198(42)3205=へ。