奥州・金ケ崎

校歌演奏 児童声響かせ 県警音楽隊がコンサート 人首、木細工小閉校記念【奥州】

人首小・木細工小閉校記念ふれあいコンサートで校歌を歌う児童

 人首小学校・木細工小学校閉校記念ふれあいコンサートは24日、奥州市江刺の米里体育センターで開かれた。2022年度末で閉校する米里地区の2校から児童を招き、母校での思い出づくりと安全な日々に願いを込めて県警音楽隊(佐藤貴紀楽長)が演奏を繰り広げた。

 コンサートは米里振興会生活安全部が両校のため主催した。人首(菅原るみ子校長、児童15人)、木細工(川越浩子校長、児童5人)の全校児童をはじめ住民ら約160人が来場した。

 同音楽隊は25人が出演。「パーミッショントゥダンス」や「ジブリソングス」など全9曲を披露した。防犯や交通安全の啓発を交えたパフォーマンスもあり、不審者への対応を学ぶ寸劇では児童が「助けて」と叫ぶ練習をした。アンコールでは両校の校歌が演奏され、子供たちは音色に乗せて歌声を響かせていた。

 児童を代表し、千葉希輝さん(人首6年)は「普段は見られない楽器で演奏してくれた。近くで見られて迫力があり、校歌まで演奏してくれた」、菊池由佳莉さん(木細工5年)は「音が高くなったり低くなったり、早いテンポや滑らかな演奏もあった」と感想とお礼の言葉を述べた。

 同市の江刺地域では児童数の減少を受け、人首、木細工を含む5小学校が23年4月に統合し、新たに「江刺ひがし」が開校する。

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