北上・西和賀

前季比23・6%増 雪量恵まれ国内客回復 21~22年入り込み 夏油高原スキー場【北上】

オープン初日でにぎわい、リフト待ちする来場者。シーズン序盤、雪に恵まれ国内客は一定程度回復した=2021年11月27日、北上市和賀町・夏油高原スキー場

 北上市和賀町岩崎新田の夏油高原スキー場の2021~22年シーズンの入り込み数は、9万2265人(前季比23・6%、1万7625人増)となった。シーズン序盤から春先まで雪量に恵まれ、林間を滑走するツリーランコースも売りに県外客などが好調に推移。新型コロナウイルスの影響で前季の20~21年は大きく落ち込んだが、21~22年は国内客に関しては一定程度の回復を見せた。

 21~22年の月別の入り込みは、11月2515人(前季比2515人増)、12月2万4189人(同8991人増)、1月2万181人(同1896人増)、2月1万7303人(同1023人減)、3月1万4307人(同1372人増)、4月1万194人(同1739人増)、5月3576人(同2135人増)。

 前季は11月に十分な降雪がなくオープンは12月中旬にずれこんだが、今季は降雪があり11月27日に他スキー場に先駆けオープンし、12月も好調を維持した。

 3月中旬に福島県沖を震源とする地震による東北新幹線の一部区間の不通が約1カ月続いた影響はあったものの、春先も降雪があり予定通り大型連休最終日の5月8日まで営業。来場予定者の新型コロナ感染で宿泊などのキャンセルはあったものの、同スキー場を運営する北日本リゾートの菅原三多英社長は「かなり盛り返すことができた。特にシーズン初めが大きかった。雪が理想的な形でコンスタントに降ってくれて雪質を維持できた」と強調する。

 スキー場でもさまざまな感染対策を徹底し、「お客さんがコロナに留意する形で行動してくれていた」という。来場者は地元、県内をはじめ宮城県内が目立ったほか「関東から関西までコロナ前の客層に来てもらえるようになった」と説明。数年前から豊富な雪量やパウダースノーを前面に「豪雪夏油」をうたい人気のツリーランコースも定着し、コロナ禍でも誘客につながったとみられる。

 日本人客は回復傾向だった一方、外国人の来場者はシーズンを通じ260人程度で主に近隣、国内在住者とみられる。新型コロナ前は海外客も増加傾向だったが、コロナ禍で営業展開もできない状況。ただ、全国的な外国人観光客受け入れ再開の流れを受け、菅原社長は「感染動向次第だが、いつ来てもいいように態勢を整えておく」と話している。

 スキー場と併設する温泉はシーズン全体で1万4217人(前季比3277人増)。スキー場と温泉を合わせた入り込み数は延べ10万6482人(同2万902人増)だった。

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