カブトムシ「いいね」 ふれあい童夢 子供たち目輝かせ 3年ぶり営業開始 東和・管理組合【花巻】
花巻市東和町の町井サイカチとカブト虫の里管理組合(薄衣忠孝組合長)が運営管理する「カブト虫ふれあい童夢(ドーム)」は10日、今季の営業を開始した。3年ぶりのオープンもあって初日から多くの人が訪れ、子供たちは施設内で動き回るカブトムシに目を輝かせた。
カブト虫ふれあい童夢は地域おこしなどを目的に1996年にオープン。ネットで覆った広さ約700平方メートルの敷地内にはクヌギやミズナラなど約30本の樹木が植栽され、より自然に近い環境でカブトムシを観察できる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から休園していた。
同日は約300匹の雄のカブトムシが施設内に放たれ、親子らは捕まえたカブトムシを観察したり、相撲を取らせたりしながら楽しいひとときを過ごした。
初めて訪れた同市星が丘の八重樫陽汰ちゃん(4)は「大きくて格好良かった」とにっこり。父親の裕樹さん(45)は「息子はカブトムシが大好きなので、ここは天国だと思う。こんなに喜んでいると、こちらもうれしくなる」と相好を崩していた。
薄衣組合長(69)は「子供たちの笑顔が見たくて、これまで続けてきた。3年ぶりの営業だが、多くの人が来てくれてうれしい」と話していた。
営業は土日・祝日のみで、時間は午前9時~午後5時。今季の営業は8月7日まで。入場料は中学生以上が300円、小学生が100円、未就学児は無料。
問い合わせは同童夢=070(2018)5740=へ。