一関・平泉

暑い夏にも爽快 低アルコール第4弾「はないずむきいろ」 花泉・磐乃井酒造【一関】

磐乃井酒造で初めて10%を切る夏向き低アルコール原酒「きいろ」(手前右)をはじめとする「純米種はないずむ」シリーズ4種

 磐乃井酒造(本社一関市花泉町涌津、阿部徳彦代表取締役)は、低アルコール新ブランド第4弾「特別純米酒はないずむきいろ」を15日に発売する。同社ではアルコール度数が最も低い酸味がアクセントの夏酒で、3月の「ももいろ」発売以降「みどり」「あお」と続いた「はないずむ」シリーズ全4種がそろった。

 はないずむは、2021年に限定販売し好評を得た低アルコール純米酒を新たにシリーズ化したもので、名称は地元花泉と、その地で酒造りに携わる同社の主義(ism=イズム)を掛け合わせた造語。日本酒は飲んでもらい初めて完成するとの考えから、商品名に飲む人を指す「i」の文字を付け加えると「はないずみ」と読める言葉遊びの意味も込められている。

 第1弾「ももいろ」は同社初となる白麹を使ったフルーティーな飲みやすさが特徴で、続く第2弾「みどり」は白麹(こうじ)の香り穏やかに酸味を強めすっきりとした味わい。第3弾「あお」は日本酒度がプラス10と同社では最も辛口タイプで、キレの良い味が楽しめる。

 新発売の「きいろ」は、県オリジナル酒造好適米吟ぎんがを原料に醸造したもので、アルコール度数は9度と同社では初めて10%を切った低アルコール原酒。酸味がアクセントとなっており、暑い季節だからこそ冷やして爽快に飲める夏向きの酒に仕上がった。

 製造責任者で杜氏の佐藤竜矢専務取締役は「今回の『きいろ』を含めたシリーズはアルコール度数を低く抑えながらもそれぞれ違った味が楽しめるので、ぜひ飲み比べて自分の好みを見つけてほしい」と語る。

 価格は720ミリリットル入り(税込み)で「きいろ」1980円、「みどり」1760円、「ももいろ」「あお」が1650円。問い合わせは同社=0191(82)2100=まで。

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